【ホスト紹介】自宅の古民家でキャンプ場を

360度、山に囲まれた町。豊かな緑の山と畑に囲まれたこの場所は富山県南砺市。そしてここに古民家のゲストハウスとキャンプサイトを運営しているホストがいます。囲炉裏のある山奥の家を運営しているのは、ハンターからアクセサリー製作まで幅広い活動を行う木田さんです。大きな山を越え、大自然の中に入ったゲストの方は木田さんの暖かな歓迎を受けます。今回は、そんな木田さんが古民家でゲストハウスを運営し、庭でキャンプを始めるまでのことをお話しいただきました。

空き家をゲストハウスに

南砺市出身の木田さんは、この古民家の空き家を見つけ、新築を建てるか悩んでいたタイミングでこの空き家に引っ越しました。たまたまテレビでAirbnb(ゲストハウスのサービス)を見た際、この古民家でも空いている部屋を人に貸すことができるのではないか、と考え、余っている部屋を貸し出すことから開始しました。

初めてすぐに、古民家と囲炉裏があることから、主に外国からきた人たちから人気な宿になりました。実際に初めてみると、人口の少ないこの町において、木田さん自身がゲストと交流できる機会を楽しんでいるとのことです。

ゲストハウスの庭をキャンプ場

ゲストハウスの運営を開始してしばらく経った時、ExCAMP担当者から、
空いているスペースをキャンプサイトとして運営してみないか、という連絡をもらいました。近年キャンプ需要も伸び、大型のキャンプ場から、山奥での野営キャンプなど。キャンプをする場所が多様化する中、庭でもキャンプサイトとして使える手軽さから、初めてみることに。
今までキャンプサイトとして使用していなかった土地を人に貸し出す時、多くの人が、「キャンプサイトとして成り立つのか」「庭で泊まるという体験に対してゲストは来るのか」などの不安感を抱く人が多くいます。木田さんは既に民泊を行っていたため、「宿泊」という共通点から比較的すぐにキャンプサイト運営を開始することができました。

実際に、来てくれたゲストとは、一緒にバーベキューをするなど、交流しながら、キャンプ時間を楽しいものにしております。

ゲストが楽しく過ごせる場作り

「また帰ってこれる場所を作りたい」
木田さんは今まで、みんながこの場所で楽しい思い出を作り、また帰ってきたい。遊びたい。と思ってくれるような場になったら嬉しいと話します。ゲストも、この土地での体験のみならず、木田さんとの交流も楽しんでいます。
木田さんは現在、土木関係のお仕事をしながらも、アクセサリー製作から狩猟までを行っております。狩猟は山に入って、銃や罠を通して動物を取ること。自分でとった熊や鹿は格別だと言います。
自分が好きなことをしたい。その想いと、そこからくる多様な活動が木田さんとゲストの深い交流を可能にしています。

そして木田さんは
山に囲まれたこの場所を、そのまま楽しんでもらえるような場づくりを日々行っています。